宮城之殿(なーぐすくぬとぅん)
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宮城之殿は、昔の宮城村(ナーグスクムラ)の集落跡といわれ、火の神の祠と井戸(カラウカー)が残っている。
宮城御嶽の30mほど下方にある。祠は壁がブロック積み、屋根はコンクリート葺きで、高さ172cm、幅192cm、奥行き172cmである。茅葺きであったが、戦後、現在のように建て直された。祠の周りに平たい盤根のような砂岩が立っていて、昔日の祠をしのばせる。祠には砂岩の神体(ウミチムン)が安置されている。『琉球国由来記』(1713年)に「宮城之殿 渡口村」と記され、麦穂祭(旧2月15日)、稲二祭(旧5月15日、6月25日)の時、安谷屋巫(ノロ)にて祭祀するとある。宮城之殿は、越来城が大城賢勇(鬼大城)によって攻められたとき(15世紀半ば)、越来城の按司が移り住んだという伝えがあり、その按司が宮城門中の始祖であるといわれる。現在、村落では、ウマチー(旧2月15日、旧5月15日、旧6月15日)と旧6月25日、旧12月24日(フトチヌウガン)に渡口のトゥン殿からウトーシ(遥拝)で拝する。宮城門中は、旧6月25日に拝するという。
INFORMATION
基本情報
郵便番号 | 901-2302 |
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住所 | 沖縄県中頭郡北中城村渡口 |
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