北中城発・海の新たな魅力。マガキ養殖実証実験の成果と観光への展望
沖縄で牡蠣——。
しかもそれが、ここ北中城村で育てられていることをご存じでしょうか。
2月、村内で開催された「牡蠣養殖事業報告会」を訪れ、北中城の新たな挑戦を取材してきました。
村内各所から参加者が集まってきました。
協力企業(株)リブルさん
協力企業(株)ラクセスイノベーションさん
なぜ北中城で牡蠣養殖?
これまで北中城村の海を支えてきた特産品「アーサ」。
しかし近年、漁獲量の減少という課題に直面しています。
その海を守り、次の世代へつなぐために始まったのが、マガキ養殖の実証実験です。
新たな特産品づくりへの挑戦が、いま静かに進んでいます。
北中城の海で育った牡蠣
こちらが、北中城村の海で収穫された牡蠣です。
サイズはやや小ぶりながら、殻の形が美しく整っているのが特徴です。
北中城村周辺海域は、溶存酸素量が豊富。
溶存酸素量とは、人間でいうところの「空気が新鮮で美味しい場所」のようなもので、牡蠣養殖に多きなメリットがあるんです!
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生き物の活動活性化
牡蠣の代謝が上がり、エサを効率よく吸収するため、身の入りが良く大きく育ちます。
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水質の浄化作用
微生物による有機物の分解がスムーズに進むため、海底にヘドロが溜まりにくく、健全な海洋環境が保たれます。
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養殖業への恩恵
夏場の高水温期でも酸欠による大量死のリスクを抑えられ、安定した出荷とブランド化に繋がります。
酸素は「牡蠣の健康」と「海の綺麗さ」を両立させる、養殖に欠かせない要素。
9月の荒波で養殖箱ごと流されるという困難もありましたが、生存率は約70% と高く、順調な成果が報告されました。
海の恵みをそのままに試食
報告会では試食も行われました。
村長は「牡蠣はポン酢で食べるのが好きなんだ」と笑顔で語りながら試食。
「美味しい!さっぱりしている」と何度も手を伸ばしていました。
職員も試食した生牡蠣は、調味料がいらないほどの自然な塩味。
口に広がるのは、北中城の海そのものの味わいです。
蒸し牡蠣や鍋料理など、さまざまな楽しみ方への期待も高まります。
北中城の新たな特産品へ
現在、養殖牡蠣の本格販売には、2026年9月頃の漁業権取得が必要とされています。
さらに安定供給のためには、より高品質な牡蠣を、スピード感をもって育てていくことが重要とのこと。
そして——
2028年度の販売開始を目標 に、挑戦は続いています。
未来の北中城の味を、ぜひ応援してください
小ぶりでさっぱりとした味わい。
適度な塩味がポン酢に合います!
いつか北中城村内の飲食店で、この牡蠣を味わえる日が来るかもしれません。
地域の海を守り、新しい魅力を生み出そうとするこの挑戦。
北中城の未来をつくる「海の物語」を、ぜひ一緒に見守り、応援してくださると嬉しいです。
北中城の牡蠣が、皆さまの食卓に届く日を楽しみにしててくださいね!
最終更新日:2026.02.22
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