梵字の碑<シロキエン>(ぼんじのひ_しろきえん)

  • 中村家住宅・中城城跡

二基(A・B)とも安里氏の屋敷に建つ梵字碑。

一基(A)は十字路に向かって石垣の上に建ち(写真)、他の一基(B)は、屋敷の後ろにあり、外に向かって建っている。法量、A碑:高さ56.5cm、幅32.5cm、厚さ11cm。 B碑:高さ49cm、幅20cm、厚さ10.5cm。材質は二基とも細粒砂岩(ニービヌフニ)。戦前から同じ位置にあったという。シロキエンは、一髻文殊(一字文殊ともいい、一字で知恵をつかさどる菩薩を表す)の種子(種子字の意味で、各尊を一字で標示した梵字)。一切の邪悪を破り、一遍二遍ないし七遍唱えることで本人、家族、天下の人を守護するとされる。安産求児の効験(効能)もあるという。家人や地域の人は、この碑を拝むことはなく、石敢當のように魔除けの役目を果たすものとみている。

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