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名護だけじゃない。北中城・石平に咲く「桜小路」20年の歳月が育んだ、地域が誇る桜の情熱

沖縄の春を告げる「桜」。
多くの人が北部へと車を走らせる時期ですが、実は中南部にお住まいの方にこそ、ぜひ訪れてほしい「隠れた名所」があります。

それが、北中城村石平(いしひら)にある「桜小路」です。

2月1日、石平に広がる穏やかな活気と「村の原風景」

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2026年2月1日、あいにくの曇り空でしたが、和やかな雰囲気に包まれた石平の川沿いで「桜小路まつり」が開催されました。

会場は、出汁の香りが食欲をそそる沖縄そばや、地元の方々が手塩にかけて育てた新鮮な野菜の直売など、手作り感あふれる温かな賑わいに満ちていました。

特設舞台では風情豊かな沖縄民謡が披露され、カラオケ大会では地域の方々の歌声が響き渡ります。
その光景は、訪れる人の心を自然と解きほぐしてくれたようでした。

 

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20年の歳月が紡いだ、再生の物語「桜小路」

この小さな「桜小路」は、単なる観光スポットではありません。
そこには、石平区の自治体と有志たちによる、並々ならぬ情熱の歴史があります。

かつて、生活雑排水などで汚染され、河川敷はギンネムなどの雑木が生い茂り、「降りられない川」へと変貌し人々から忘れ去られていたこの川辺。
「子供たちが遊べる、かつての綺麗な川を取り戻したい」と立ち上がった地域の若者たちが、数年かけて雑木を伐採し、2005年に320本の桜を植樹したのが始まりです。

 

美しさを支える、地域の誇り この活動は、20年以上にわたり毎月のボランティア作業によって継続されています。
その功績は国の「河川愛護表彰」を受賞するなど、専門家からも高く評価されています。
ちなみに「桜小路」の情緒あるロゴは、オリオンビールのデザインも手掛けた岸本一夫氏が無償で提供したものです。

こうした背景を知ると、一輪の桜がより一層、誇り高く見えてくるはずです。
現在、隣の中城村まで桜並木を広げる計画も進行中だそうです。

現在は「三分咲き」。今週末からが見頃

気になる開花状況ですが、2月1日時点では三分咲き
つぼみが日ごとに膨らみ、薄紅色の彩りが増していく「これから」が、まさに最も期待感の高まる時期です。

地域の夢が詰まったこの小路を、ゆったりと散策してみてはいかがでしょうか。
20年の情熱が紡いだ風景に身を置く。そんな自立した大人の休日にふさわしい、石平の桜小路。
ぜひ、足を運んでみてください。

(↓写真:2/5時点)

スポット情報

場所: 北中城村石平「桜小路」

開花状況: 三分咲き(2月初旬から中旬が見頃)

最終更新日:2026.02.05